よくある質問
  • HOME
  • よくある質問

よくある質問

皆様から寄せられた(アンケート)疑問、ご意見にお答えいたします。

1.食事制限は、なぜ必要ですか?また食べてきた場合検査にどのような影響がありますか?

検査は原則として空腹時の状態で行います。食事をされますと血液検査では血糖値(空腹時血糖値)・脂質値(特に中性脂肪)が高い値となり正確な診断が難しくなります。

バリウム検査(上部消化管X線検査)では、胃の内の食物の影響で疾病があっても写らない可能性があり、また超音波検査では食事の影響で胆のうが小さくなり十分な観察が行なえないことがあります。正確な検査を行うためにも食事制限をお守りいただきますようお願いします。

2.採血時に、採血管を何本も変えるのはなぜですか?

当人間ドックでは、通常4本に分けて採血しております。生化学・内分泌・血清学・ウイルス学用:9ml、血糖用:2ml、血算用:2ml、血沈用:2mlと計15mlの採血量となります。このように、採血用試験管を目的により変えるのは、試験管内にそれぞれ異なる薬剤が入っており、採血後の血液の保存方法が異なるためです。

また、当人間ドックでは血液を検査後1ヶ月間冷暗室にて保存し、再検査依頼にもお応えできる体制を整えております。

3.生理中の子宮頸部細胞診検査ができないのは、なぜですか?

子宮頸部細胞診検査は、小さなブラシで子宮頸部と子宮口をこすり、細胞を採ります。生理中はブラシに血液がついてしまい頸部の細胞をしっかりと採取することができない場合があります。

このため、子宮頸部にがん・炎症などが起きていても「異常なし」という結果が出てしまう可能性があります。したがって生理中の検査は避けることをお勧めいたします。

※ご希望の方は、後日ご受診いただけます。

4.生理中に尿検査を受けても影響ないですか?

尿検査には試験紙法と沈渣法があり、試験紙法は尿中成分を色の変化で見る検査、尿沈渣は尿中の細胞を顕微鏡で観察する方法です。

生理中に尿検査を受けると、試験紙法では血液の色によって正しい色の変化を捉えることができない場合があります。尿沈渣では生理中、尿中に赤血球などの細胞の数が増加しますが、それが尿中のものか生理の血液のものか判断できません。したがって生理中の尿検査は避けることをお勧めいたします。

※ご希望の方は、後日ご受診いただけます。

5.腫瘍マーカー検査を受ければがんの心配はないですか?

腫瘍とは、細胞の一部が異常分裂し増殖してしこりになる物で、腫瘍が全てがんというわけではありません。腫瘍には良性と悪性があり、悪性腫瘍をがんといいます。

体の中に腫瘍ができると、健康な時にはほとんどみられない特殊な物質がその腫瘍によって大量に作られ、血液中に混在し始めます。この物質を腫瘍マーカーと呼んでいます。マーカーとは指標を表し、その腫瘍マーカーは腫瘍ができる臓器によって物質が違うため、目的に合わせた検査が必要になります。

腫瘍マーカー検査で基準値を超えていたときは、念のため精密検査を受けることをお勧めいたします。腫瘍マーカー検査は一種のふるい分けの検査として大変有用な検査で人間ドック施設ではほとんどの施設が取り入れている検査ですが、検査の性質上、必ずしもがんが特定できる検査ではありません。

6.検査当日の結果説明と、成績表総合判定が違っていましたがなぜですか?

当人間ドックでは、医師によるダブルチェックシステムを採用しております。受診当日は、その日に検査結果報告がなされている項目をもとに診察医師が説明し皆様の健康状態を把握させていただいております。

成績表総合判定は全ての検査データの結果を踏まえ、専門判定医師がデータを再度チェックし、最終的な総合判定としております。したがって、当日の結果説明と成績表の内容に相違があることが稀にあります。

7.バリウムはなぜ必要ですか?

X線は光と同様の性質を持っていて、物質によってその透過量が異なり、その透過量の違いを画像として作り出しています。

胃の異常(ポリープや潰瘍、がん…)を見つけるためには、その凹凸の差(透過量の差)を捕らえる必要がありますが、何もない状態では、その凹凸どころか胃袋自身も捕らえることができません。ここで、X線吸収が非常に高いバリウムを使ってそのバリウムを溜めたり、はじかせたりすることでわずかな凹凸も捕らえることができるのです。

8.バリウムはなぜまずい?

バリウムは、X線を吸収しやすいある"石"を原料としています(飲みにくいのも当然です)。この粉末は、そのままでは水には溶けずに、混ぜてもすぐに沈殿し、役目を果たすことができません。これを補う理由である添加剤(わずかな匂いもつけています)を加えて製造されています。

バリウム検査(上部消化管X線検査)に使用されるバリウムは、その粒子の大きさなどによって140%~220%という、非常に高濃度で使用されています。これは、胃の壁(粘膜)にバリウムを付着させるうえで、胃液(胃酸)や粘液などが邪魔をし、どうしてもある粘度(どろっとした感じ)がないと病変を写し出すことができないのです。

ちなみに胃液のない大腸の検査(注腸検査)では、60%~80%の濃度のバリウムで検査を行うことができます。

よく皆様から "バリウムを冷たくして" や "フルーツ味をつけて" などという意見をいただきますが、冷たくすると粘度がより強くなったり、胃を刺激して胃が動き出し、胃酸が分泌されて検査の妨げとなってしまいます。また、同様に強い匂いをつけると刺激され胃酸の分泌を促したりします。

9.バリウム検査(上部消化管X線検査)の際、発泡剤(炭酸)はなぜ必要?

現在のバリウム検査(上部消化管X線検査)は、胃の壁(粘膜)にバリウムを付着させ、炭酸ガスで膨らませる撮影法が主流となっています。この撮影法のおかげで1mm単位の病変を発見することが可能となりました。

ゲップをこらえるのが大変ですが、膨らんでない胃袋からはほとんど情報を得ることができません。

10.バリウム検査(上部消化管X線検査)はなぜあんなに動かされるの?

バリウム検査(上部消化管X線検査)は、バリウムと発泡剤を飲まされた上に、右へ左へと激しく動かされることが非常に苦痛な検査です。

動いていただく一つ目の理由は、胃に付着している胃液や粘液(胃液の濃いようなどろっとしたもの)を洗い落とすためです。たとえば、手をきれいに洗った状態でその手にバリウムを付着させると、手相や指紋までが浮き出て見えるのですが、手に粘液のようにどろっとしたものが付着した状態で手にバリウムを付着させようとしても、ただバリウムの中に手を入れただけでは、指紋どころか手相も見ることができません。

これと同様に、胃にどろっとしたものが付着している状態では、細かい凹凸を見つけることができないので、体を動かし、バリウムを移動させて付着物を取り除く作業が必要なのです。

もう一つの理由は、洗った胃にバリウムを付着させるためです。一枚の写真を撮るたびにバリウムを溜めて付着させる動作を繰り返します。

11.バリウム検査(上部消化管X線検査)の最新式の機械は、人が動かなくても機械が動いてくれるのでは?

確かに人が動かなくても機械のほうで動いてくれるものがあります。ただし、これは最新式というわけではなく以前から使われてきた装置です。自分が回らなくても機械が勝手に動いてくれるので一見この上ない装置なのですが、やはり欠点もあります。

回転は自由にできますが、頭側から、もしくは足側からX線を入射したりすることはできません。また、回転する可動装置をつけることで写真の細やかさが損なわれます。さらに、何よりも大きいのは"人対人"というふれあった検査ができないことです。この装置は、体をベルトなどで固定して三次元的に動かし、どちらかといえば一方的に撮影していきます。

体の不自由な方の撮影や、注腸検査で大きく頭を下げ(逆傾斜)たうえに回転して撮影するには、大きな威力を発揮する装置ですが、一般的に胃のバリウム検査(上部消化管X線検査)には使われていません。

12. バリウム検査(上部消化管X線検査)を受けた後、検査当日に妊娠していたことが判りましたが大丈夫ですか?

放射線が胎児にあたえる影響は被曝を受けた時期と被曝線量により下記の表[1]~[4]のように異なり、その影響の出る最低の線量は100~120mSv[ミリシーベルト]であると考えられています。

一回のバリウム検査(上部消化管X線検査)で胎児が受ける被曝線量は1.6~3.0mSv程度です。したがって、[1]~[4]の障害が起こる可能性は非常に低いです。

影響 時期 最低被曝線量
[1]胎児死亡(流産) 受精~9日 100mSv
[2]奇形発生 受精後2週~8週 100mSv
[3]発育遅滞 受精後8週~出生 100mSv
[4]精神発達障害 受精後2週~15週 120mSv

また、医療上の被曝で問題となるのは、小児がんの発生や小児白血病ですが、50mSv以下の線量でがんや白血病が発生したという例は過去にありません。このことからバリウム検査(上部消化管X線検査)で胎児が受けるわずかな線量(1.6~3.0mSv)では、これらの障害もほとんど問題にならないと考えられます。上部消化管X線検査を受けてしまったからといって中絶を考える必要性はありませんが、胎児への無用な被曝を避けるため妊娠中のX線検査は緊急時を除いて避けてください。

人間ドックのお問い合わせ インターネット申し込み メールでのお問い合わせ