コラム

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2022.07.15

4.その他

健診結果の見方を知り、健診結果を味方につける

Contents目次

監修・執筆

監修:医師 金藤 昌子(アムスニューオータニクリニック勤務医)
執筆:保健師 山内 真由美(アムスニューオータニクリニック健康増進科)

はじめに

二十四節気で最も暑さが厳しく感じられる頃「大暑」を、今年は7月23日~8月6日に迎えます。

この大暑を3つに区切った最初5日間が、「桐始花結(きり はじめて はなを むすぶ)」です。日本人に馴染み深い桐ですが、とても暑い時期に実をつけ、それと同時に来年咲く花のつぼみもつけます。

その後の暑さ、寒さを超え花を咲かせる力強い桐に負けないように、私たちも明日へ備えていきたいですね。

健診結果を生かして生活習慣改善

コロナ感染を恐れた受診控えが問題になりましたが、皆さんは、もう健診を受けられましたか?コロナ禍で生活様式も変わり、健康状態が良くないと感じる方も増えているようです。

健診を受けた方もこれから受ける方も、日本人全死因のうち5割を超える生活習慣病などの危険があるかを調べるだけではなく、健診結果を生かすことが大切です。

健診結果から知っているようで知らない自分の生活習慣を読み解き、健康を謳歌するために、必要であれば少し軌道修正を考えてみるきっかけとして役立てましょう。

健診結果の見方

過去と比べて検査値はどう動いていますか?

過去と比べて検査値はどう動いていますか?

「異常なし」の判定であっても、過去の健診歴から見て、変化してきている検査値はありませんか?

例えば体重測定の結果「異常なし」であっても、20歳からの30年間で5kg以上体重が増えた方は、そうでない方に比べて、糖尿病の発症が2.5倍以上※となります。

※厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム平成30年度版 標準的な質問票の解説と留意事項から引用

体重が増えると、他にも、血圧や中性脂肪などの血清脂質、尿酸値など様々な動脈硬化関連の検査項目が上昇することがあります。

またこれらが重複するほど、相乗的に動脈硬化を促進し、脳卒中や心臓病など大きな病気の引き金となります。

検査値を変化させているのは どのライフスタイルかを把握する

何が問題となっているのかを、健診結果から考えるのも大切です。図は主な検査項目が上昇する、ライフスタイルを簡単に表したものです。気になる検査値で、●がついたライフスタイルで思い当たるところがあれば、あなたの改善ポイントです。

保健指導での生活習慣改善実例

気になる検査項目が同じようであっても、生活習慣上の原因は個々それぞれあります。

スポーツドリンクを身体によいと思って、たくさん飲むようにしていたところ血糖や中性脂肪が上がってきた方は、500mlペットボトルには角砂糖5個分の糖分が入っていて、必要以上に糖分をとりすぎていたことに気が付き、普段の水分補給は水に変えるようにしました。

違う方は、朝食を欠食、昼食は早く食べることができて腹持ちが良い麺類とご飯ものの定食、夕方に職場で菓子類をつまみ、帰宅後の夕食は21時頃の毎日でした。

この方は遅い食事の対策として、夕方の菓子類をシリアルバーに変え、遅い夕食は野菜をたっぷりで蛋白源は魚のお造りや豆腐、鶏肉の煮ものなど油脂の少ないものに変え、朝食も食べるようにして検査値を改善しました。

生活習慣改善は早い者勝ち

アムスグループでは、あなたの生活習慣改善をサポートするために、アフターフォローコースも用意しています。

あなたが、病気を未然に防ぐ良い生活習慣を1日でも早く獲得し、元気な来年の花を咲かせますことを、アムスはいつでも応援しております。